タイムスリップ！

昨日、お伝えしましたように
私と店長は高校生の頃、吹奏楽部に所属しておりました。
私がトランペット、店長はフルートでした。
今でこそ県立甲府第一高校の吹奏楽部は50人を超える大所帯ですが、あの頃、そう　およそ35年前ですが・・・30人にも満たない吹奏楽団だったのでした。
それは、男女共学校でありながら、伝統的に質実剛健を重んじる校風で
総合選抜制になる前は全県一区の難関校で、8割以上が男子だったという歴史によるものなのですが
正式には応援団吹奏楽部という名称の通り、応援団に所属していて女子の入部は一切認めていなかったのでした。


今は吹奏楽部で女子がいなかったらお話しになりませんよね。
あの頃でも当然女子がいなければ人数は少なくなるのが当たり前でした。
それで吹奏楽部といいながらジャズのビッグバンドが活動の主流となっていたのです。
そんな訳で、本来のきちんとした吹奏楽をやりたいと思った2年上の先輩達が、並み居るOBの方々の反発を他所に部則を改正し、私たちの代から女子の入部が認められるようになったのです。
ですから、店長は甲府一高吹奏楽部の初代女子部員ということになります。





というわけで、昨日はその部則を改正した先輩達、その次の代、そして私たちと3学年限定で集まりました。
これまでも、各学年では年に1度会って飲み会などをしていたのですが、ひょんなことからたまには合同でやりましょうと言うことになって、懐かしい顔合わせとなったのです。
で、せっかく皆で会うのなら出来る人は楽器持参で、何か演奏しようじゃないかということになりました。
場所はいつものD-mind。マスターのたけちゃんに無理をお願いして、昼間から開けていただきました。
また、恐らく全員での演奏はそんなに長い時間持たないだろうからということで、後半は楽しいジャズの曲を演奏しようと言うことになり、ピアノの伴奏をDixieland On My Mindのピアニストのちゃこちゃんにお願いしました。
久々の顔合わせだったので、近況報告などが長くなりちゃこちゃんを随分待たせてしまいました。


店長は30年ぶりに楽器を引っ張り出し、この何日間かは一生懸命に練習していました。
これを機会にまたフルートを吹きはじめるのも良いですね。
編成はフルート２、トランペット１、テナーサックス２、トロンボーン１、ドラム１というありえないほどの変則的な編成でしたが、そんなことはおかまいなし。とにかく30年ぶりの顔合わせに、気持ちは一気にあの頃にワープしていたのでした。
演奏曲目は甲府一高校歌、応援歌「希望の光」、応援歌「起て！撃て！勝て！」の3曲です。
この編成でもけっこう音楽になるもんですね。
苦しくも楽しかった練習や、発表会、熱い夏の日の野球の応援や、正座して先輩達に怒られたこと等々・・いろんな想い出が走馬灯のように、一瞬にして頭の中を走り回りました。

その後、第二部はTsの大野さんとドラムの小俣君、そしてTsの芦沢さん、そして私、ピアノはちゃこちゃん、最後にバンマスののりさんにも登場していただいて、ジャズの大セッション大会になりました。
All Of Me , On the Sunny Side Of The Street , C jam Blues , Summer Time , Georgia on My Mind などを演奏し、最後にトロンボーンの梅津さんやフルートの二人も入って全員で　Take The A Train を演奏して幕を閉じました。

その後、場所を「ごはんBar　ちろりん村」に移して、メインの宴会の始まりです。
高校の部活動の思い出ばなし、現在進行形の恋愛話、子供の性教育の話から孫の自慢話まで
話題は多岐に渡り、しかも尽きることなく、良く飲み、良く食べ、良く笑い、良く喋りました。
この年になると、先輩後輩もなく、とても和やかで、楽しいひと時を過ごすことができました。
これからも続けられたら良いですね。





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