2009年8月24日月曜日

素晴らしい映画と素敵な音楽(1)

名作といわれる映画を2本TSUTAYAで借りました。
映画は週に1~2本くらいのペースでDVDを借りたり、月に1~2回は映画館で新作を観たりしていますが、あまり映画評は書きませんでした。でも今日は久々に観た映画についてちょっと書いて見たいと思います。
その名画とは『シェルブールの雨傘』と『黒いオルフェ』です。
映画の題名がそのまま曲名になっていて、その曲が映画の重要な部分で、とても印象的に、かつ効果的に使われています。もちろんあまりにも有名な2曲なので、ほとんどの方がご存知でしょう。
2曲とも私の大好きな曲で、しかもジャムセッションや自分のバンドで演奏する機会も多いので、ルーツを探る意味でも一度きちんと観たいと思っていました。

『シェルブールの雨傘』

こ れ45年前の映画なんですよね。今年、デジタルリマスター版が製作45周年記念に映画館で上映されたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。台 詞全てにメロディがつけられ、語りが一切ないという完全なミュージカルなんです。でもハリウッドのミュージカルのような役者に不自然な動きや、突然意味な く踊りだすようなことは一切無く、最初から最後までごく自然な演技の中で、台詞だけが歌なのです。ミッシェル・ルグランの切なくも美しいメロディが、雨の 港町に映える雨傘の色彩や風景などと見事にマッチして、ストーリーは単純ですが、本当に味わい深いまさに名作となったのですね。幕開けから一気に心を鷲掴 みにされたような気がします。大好きな映画の1本になりました。
とにかく若いカトリーヌ・ドヌーヴが本当に初々しく、美しさとかわいさ抜群です。16歳という設定ですが、日本の16歳とは全く違いますね。まあ、当たり前と言えば当たり前ですが・・・
ローマの休日のヘップバーンもめちゃ可愛かったけどね。私的には2大美人女優です。

フ ランスの港町シェルブール。傘屋の娘ジュヌヴィエーヴ(カトリーヌ・ドヌーヴ)と自動車修理工の青年ギイ(ニーノ・カステルヌオーヴォ)が恋に落ち、結婚 の約束を誓い合うが、やがて青年はアルジェリア出征に徴兵され、戦地で消息を絶つ…。そして数年後に偶然の再会。  互いに愛し合いながらも、別々の道を 歩くまでを描いた悲恋物語。最後の雪のガソリンスタンドのシーンは、本当に切なくてやりきれない感じです。が、だからこそこの映画が名作と言われるのかも しれません。この部分は実際に観て、感じて欲しいと思います。

デジタルリマスターなので、色の点でちょっと不自然かなと思えるほどカラフルな部分もありましたが、この色のカラフルさがこの映画には重要な意味があるような気がします。
しかしミッシェル・ルグランの音楽は改めて聴くと、本当に素晴らしい!
音楽が映画を引き立てるというよりも、この映画そのものが彼の作品をより魅力的なものにしているのだということが良く分かります。
台詞のない部分のビッグバンドジャズの演奏は軽快で本当にカッコいいアレンジです。ルグランジャズの面目躍如ですね。例の有名なメロディも転調を繰り返すことで、さらに悲しさ、切なさがこみ上げてきちゃいます。
ジャズのスタンダードとしてよく演奏される「Watch What Happens」がこの映画の劇中歌だったとは、今回始めて知りました。
まだ観たことのない方は、是非ご覧になることをオススメします。

「黒いオルフェ」はまた明日。
そろそろ仕事をしないと・・・・(汗)

ちなみにカトリーヌ・ドヌーブの歌の吹き替えはダニエル・リカーリです。



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