2009年5月14日木曜日

新型インフルエンザ対策?

新型インフルエンザはこれからどこに向かい、どういう風に変化していくのでしょう?
ちょうど良い機会ですので「免疫」と言うことについて考えてみたいと思います。

免疫とは・・・
これは一言で「疫病(病気)を免れる」こと。
言うまでもありませんが、免疫力(自然治癒力)がない限り、私たちは誰一人としてこれからも生きていくことはできません。
どんな小さな病であれ、免疫力がなければそれを癒すことなどかなわず、医療によってどれほどの手当てを施されようとも、死を免れることはできないのです。

免疫の仕組み
私たちの体内では自己(自分の身体)と自己以外のもの(細菌・ウィルス)、そして変質した自己(ガン細胞)を区別することで、自己の身体を守っています。
免疫と言う言葉の由来が、「疫病(病気)を免れる」という所から来ている様に、体内に侵入してきた《抗原》つまり《病原菌やウィルス》は「自己ではないもの」として認識され、またガン細胞のような変質した自己も異物とみなされ、攻撃・殺傷・排除されて行きます。
このような免疫の仕組みを司っているのが、白血球のマクロファージ・リンパ球・顆粒球などのような免疫細胞。そしてサイトカイン・抗体のような免疫物質からなる免疫系と言われるものです。


鉄壁の防衛システム
この免疫システムのお陰で私たちの身体は、簡単には病気にならないよう守られているのです。
簡 単に言えば、つい最近、日本でも北朝鮮のテポドン打上げで一大騒動になりましたが、アメリカ・ロシアに代表される超大国のミサイル防衛システムのように、 他国からミサイル等の未確認物体が飛んでくれば、探知衛星やレーダーがいち早く察知し、瞬時にそれが自国にとって危険かどうかを判断し、自国に危害が及ぶ 前に打ち落としてしまう・・・・・のと全く同じようなことを、私たちの身体が常に行なっているのです。
凄い事ですよね。

じゃあどうして病気になるの?
これは「免疫力」の低下に他なりません。

「免 疫力」に大きな影響を与えるミネラルといえば、「亜鉛」を始めとした「鉄」「銅」「セレン」「マンガン」などの必須微量ミネラルが挙げられます。もし、こ れらが欠乏すると免疫細胞の増殖が遅れ「免疫力」全般に不具合が生じ、「感染症」や「悪性腫瘍」の発生率が高まることがわかっています。特に「亜鉛」不足 は、人の成長そのものを遅らせるばかりでなく、「胸腺」や「リンパ系」に悪影響を及ぼし、「感染」を受けやすくなります。つまりミネラル不足の人はインフ ルエンザにも罹りやすいということなのです。

では免疫力を高めるには?
免疫力が強いと、風邪やインフルエンザ、生活習慣病、ガンなどを予防することにつながります。免疫力を高めるには、運動、睡眠、ストレスをためない等生活のしかたが重要で、とりわけ食生活(栄養バランス)の改善とストレスをためないことが鍵を握ります。
免疫力を高めるには、
1.「免疫バランスを整える」 
2.「免疫力を上げる」  の二通りがあります。


免疫抵抗力を高める12か条

1、喫煙をひかえる。
これは言うまでもありませんね。直接肺に吸入されたタバコ煙は、肺に存在する免疫細胞や肺組織に悪い影響を与えます。特に肺胞マクロファージの免疫力が低下するので、肺がん誘発のリスクが高まります。




2、飲酒は適度を心がける。

昔 から「酒は百薬の長」と言われてはいるものの、アルコールやその代謝産物は「免疫毒」とさえ言われています。常習飲酒家は発がん率が高いこと、呼吸器系感 染率が高いことが最近分かって来ました。また、アルコール性肝障害では、C型肝炎ウイルスの感染がよく見られることなどから、アルコールが免疫力を弱める 事例と考えられています。

しかし、好きなものを止めることは、ストレスに通じこれもまた免疫力を低下させますから、飲むにしても度を過ごさないように、適度に楽しく飲みたいものです。


3、質の良い睡眠をとる。

睡眠の乱れによって、免疫力は低下します。
快眠は大事です。たとえ心労があって眠れなくても、体を横にして休めているだけで、免疫力は高まると言われています。
20分ぐらいの昼寝でも、免疫力を高めます。これは体内のメラトニンというホルモン物質の増加によるもので、このメラトニンが活性酸素という有害物質を減少させるからです。



4、ムリのない適度な運動をする。

免疫力を高めるには、適度な運動がとても効果的です。なぜなら、体内にウイルスが侵入してきたときに戦う免疫細胞(特にNK細胞)が、運動することによってより活発に働くようになるからです。
ウォーキングやジョギングなど軽めの有酸素運動の継続が免疫力を高めます。




5、笑う。

笑うと身体の免疫力がアップします。笑うとNK細胞の活性化につながるからです。
笑 うと、生命活動を維持するために必要な神経、主に内蔵器官の働きを私たちの意識とは無関係にコントロールしている自律神経(交感神経と副交感神経)に変化 をもたらし、身体中の様々な器官に刺激が与えられます。この時、笑いによる脳への刺激が、神経ペプチドという免疫機能活性化ホルモンの分泌を促し、このホ ルモンの影響でNK細胞はたちまち活性化され、さらに強力な戦士としてガン細胞などを攻撃します。
作り笑顔の場合でも、NK細胞の働きが活発になるそうですので、とにかく笑うことです。


6、充分な休養などでストレスをためない。

「笑 い」(快・充足)が免疫力を活性化させ、逆にストレス(不快・非充足)が免疫力を低下させるのは事実です。「ストレスを感じた時は、NK細胞の活性は低下 する。ガンの芽が出やすい。」(星 恵子助教授/聖マリアンナ医科大学)このようにストレスの積み重ねがガンにまで大きく影響します。
ストレスに負けないためには「適切な休養」「積極的休養」が大切です。
「休養」には「休む」と「養う」の2つの意味があります。仕事の後や休日には体を休めることが大事ですが、趣味や旅行、スポーツ、家族との団らんや友人とのつきあいで「自分を養う」ことも大切です。これが積極的休養で、ストレス発散に役立ちます。



7、爪をもむ。

手 の指の爪の生えぎわの角をもむ(人差し指と親指で生えぎわの角を10秒から20秒、少々痛いくらいにつまむ)と、リンパ球をふやして副交感神経が優位にな り、血行が促進され免疫力が高まるといわれています。あまり厳密な位置にこだわる必要はありません。基本的に、両手の親指、人さし指、中指、小指の 4本の指をもみます。ただし、薬指は交感神経を刺激してしまうので特別な場合以外はもまないようにします。

8、体温を下げない。

平 均体温が1℃下がると免疫力は約37%下がり、平均体温が1℃上がると免疫力は約60%活性化するといわれているように、体温は免疫力を大きく左右しま す。風邪をひいたとき熱が出るのも、体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応といわれています。また、体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力が低下 し、腸内では悪玉菌や有害菌が増殖して様々な病気や感染病の原因にもなってしまいます。
通常、外気が暑くても寒くても、人間の体温は 36.5℃~37℃の範囲に保たれています。人はこの平熱より5℃高い41.5℃の発熱ですぐに死ぬことはありませんが、逆に5℃低い31.5℃では、体 内での代謝活動などが阻害されてしまうため、生きていくことができません。人間の体は体温の低下には非常に弱いといえます。
体が冷えていると、冷えている部分の代謝活動が落ち、大切な栄養素や老廃物を運ぶ血行も悪くなり、そのため、婦人科系の病気だけでなく、心筋梗塞や脳卒中、ガン、アレルギー、うつなどの精神病など、あらゆる疾患の発病に影響を与える可能性があります。
暑い地方の食べ物、また暑い季節の食べ物(夏野菜等)は一般的に身体を冷やすと言われています。


9、日常の飲料水に気をつける。

水は、体重の60~75%を占める体の主要な構成成分で、その10%を失うと健康が脅かされ、20%を失うと死を招くといわれています。水は一般に栄養素には含まれていませんが、とても大事なものです。 
その水を普段、私たちは多く水道水に頼っています。水道水のほとんどは、貯水池、ダム、河川の水ですが、それらの水の中には、大腸菌などの細菌、空気中の汚染物質や農薬などが含まれているのが普通です。
そこで、取水した水をろ過浄化の後に、大腸菌などの細菌の発生を抑えるため、塩素(0.1ppm以上)を投与します。高度処理では前処理のところでオゾンを利用しておりますが、浄水場から出す前にはやはり塩素で消毒します。
し かし、安全のために投与されている塩素は、他の物質と化学反応を起こし、発ガン性物質であるトリハロメタンを生成している可能性があり、世界中で問題に なっております。(日本ではトリハロメタンの総量が、年間平均で 0.1mg以上/L という目標になっておりますが、これは驚きの、「WHO=世界保健機構」のおよそ3倍の許容量です。)
以上のように、水道水は発ガン性物質などの問題があるにせよ、塩素消毒などのお陰でなんとか飲めるようになった水です。
しかし、これはあくまでもビル・マンション・家の入り口までのことです。水道管のサビの問題もあって、一戸建のご家庭での朝一番の水は、飲用・調理用には不適当なため掃除・洗濯などに使用するように指導されているのが現状でしょう。
また、ビル・マンションなどでは、受水槽で一旦貯水しポンプで屋上の高架水槽まで送り、その水を落差を利用して配水しておりますが、この仕組みでは、住人の方が使用されている水がほとんど貯留水で、その過程で、雑菌の繁殖が憂慮されます。



10、薬・抗生物質を乱用しない。

薬や抗生物質は、緊急、命の危険、重病、慢性病、感染症以外はなるべく服用を控えましょう。薬や抗生物質への安易な依存は、長期服用の副作用は言うに及ばず、免疫力の低下につながります。
様 々な抗生物質の開発によって、各種の病気(感染症)を治療可能にしたことは、人類にとって福音以外の何者でもありませんでした。しかし、抗生物質の乱用 は、同時に、耐性菌(病原体がそれまで効果を示していた抗生物質などの医薬品に対して抵抗する術を身につけた菌)をも生み出してしまいました。あまりにも 薬に頼りすぎた結果、より強力な病原菌が生まれてしまったわけです。今回の新型インフルエンザはその典型と言われています。
抗生物質の最も適切な使用法というのは、病原菌を殺すことではないと思われます。抗生物質によってある程度細菌の増殖を抑えつつも、その人が本来持っている免疫力で病原菌を排除していく、というのが理想的でしょう。
免疫系を弱める最大の要因は抗生物質の使用、または乱用によるもので、免疫系の低下を引き起こします。免疫系が弱まった時、ウイルス・バクテリアなどが体内に入りやすくなるため、次のステップとして新たな抗生物質の使用に頼ってしまいがちです。
つまり、抗生物質の使用が免疫力を低下させるのです。免疫力が弱くなったために病気に追い込まれていくといった、繰り返しが弱点といえるでしょう。この繰り返しを防止することが第一です。


11、バランスの良い食事を心がける

現代は食生活の偏りなどにより栄養バランスが乱れ、そのために免疫に大切な栄養が不足し、免疫力低下を招いていることが多く見られます。
免疫力を大きく左右するのが食事であり、「6つの基礎食品」からバランスよく栄養をとることがその基本です。
1群は肉・魚
2群は牛乳・乳製品
3群は緑黄色野菜
4群は淡色野菜・果実
5群は穀類・いも類
6群は油脂製品
となっています。
ま た、栄養素別にみると、炭水化物(糖質)・タンパク質・脂質が主にエネルギー源となる3大栄養素、これに体の機能維持や調整・抵抗力をつけるビタミン・ミ ネラルを加えて5大栄養素、そして第6の栄養素に食物繊維、第7栄養素にスカベンジャー(抗酸化食品)となっています。


12、免疫力を高める(調整する)健康補助食品を利用する。

例 えば、ガン細胞の発生は誰にでもおこっています。しかし、ガン細胞ができたからといって、必ずガンになるというわけではありません。普通、ガンになる前に 免疫が働き、NK細胞がガン細胞を敵として見分けて攻撃し、排除してしまいます。ガン細胞が増殖してガンになるかどうかは、免疫を逃れてガン細胞が増殖す るかどうかにかかっているのです。免疫力(自然治癒力)が正常に働けば、誰にでも発生するガン細胞は攻撃され、ガンにはなりません。
免疫に関連する健康補助食品には、免疫バランスを整えるものと、免疫力を上げるものとがあります。アレルギーや自己免疫疾患の場合は免疫バランスを整えるもの、ガンなどの場合は免疫力を上げるものと、使い分けることが必要です。



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                                     参考サイト「免疫プラザ」





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